写真之介

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2012年 02月 08日

japan exposures 掲載

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japan exposures
japan exposuresに「感動」を取り上げてもらいました。

英語だね。英語ですね。
英語わからないのでともだちに訳してもらいました。


Harumichi Saito — From KANDO

Harumichi Saito was born in Tokyo in 1983,
作者の齋藤陽道氏は1983年東京生まれ。
and graduated from the Shakujii School for the Deaf in Tokyo in 2004.
2004年に都立石神井ろう学校を卒業。
After being an Honorable Selection by photography critic Kotaro Iizawa
in the Canon New Cosmos Photography competition of 2009,
2009年キヤノン写真新世紀では飯沢耕太郎氏によって佳作に選ばれました。
he returned to the competition in 2010 and was photographer Masafumi Sanai’s selection
for one of four Excellence Awards handed out,
for the work from which the above photo is taken.
2010年の同コンペディションでは、4人が優秀賞を受賞しているが、
その中の1人として、佐内正史氏が彼を選んでいます。


Saito’s work focuses on people living with disabilities,
齋藤氏の作品は、障害のある人々にフォーカスを当てているが、
but his work is not in itself a portrait of disability.
ただ単に障害者を撮っただけ、というわけではありません。
As Saito himself commented at the time of his 2010 New Cosmos award,
2010年の写真新世紀のときに寄せられた彼のコメント(日本語ページ:http://bit.ly/xfiUdI )によると、
“I was never satisfied with photography that concerns disabilities.
"もともと障がい者を扱った写真にたいして不満がありました。
They are usually either monochrome photographs that are too austere,
モノクロ写真で重厚すぎたり、
or the exact opposite: unnaturally cheerful and full of smiles.
かと思えばその反動で、やたら笑顔で不自然なくらい明るい写真ばかりだったり。
I never felt comfortable with this.”
そこに違和感を覚えていました。"

Saito’s work from KANDO has been published in a new book from Akaaka Arts Publishing
which is now available in the Japan Exposures bookstore.
齋藤氏の写真集 "感動" は、日本にある出版社・赤々舎から発売されています。
(こちら(http://bit.ly/ymPobe )から購入可能)
Please also see our special gallery featuring more of Saito’s KANDO work.
彼の写真集のスペシャルギャラリーがありますので、是非ご覧になってください。




販売ページ

Harumichi Saito, a 2010 Excellence Award winner
in Canon's annual New Cosmos of Photography Award competition,
齋藤陽道氏は、2010年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。
is a deaf man who is motivated to document the lives of those living with disabilities
聾者の彼は、障害のある生命を主に撮影している。
in a way that is neither bathed-in-pathos austere,
nor cloying-with-condescension sweetness,
それらは決して、哀れみも、鼻につくような甘ったるい謙遜もなく、
but rather just as they are, as they appear before Saito's camera.
齋藤氏のカメラの前では、彼らはただ"そのもの"なのである。




Harumichi Saito Gallery

A particular school of photographers pursues the art of being invisible around their subjects.
ある特定の写真家学校は、被写体周囲の“可視化”という芸術を追求している。
In fact, many have modified or purpose-built camera equipment
that tricks the subject into thinking that they are not being photographed.
事実、多くの写真家は、被写体を騙し・撮られていないと思わせるカメラ装置を
修正、または特注している。
Often the reason of achieving objectivity, almost divine-like obligation or commandment,
is stated, as if to say “once my presence influences the photograph, it has lost its value as a document”.
(撮影者の)客観的実在、それはほとんど神にも似た行為・掟のようなものだが、
それを目指す理由というのは、まるで “一度私の存在が写真に影響を与えると、
それは記録としての写真の価値を失ってしまうから” というように言われている。
Just thinking and typing this, I feel antiquated, as if I was someone from a bygone age.
このことを考え、タイプするだけで、
私はあたかも自分が過去の時代から来た誰かであるかのように、古めかしさを感じてしまう。
While we know by now that this isn’t true, there is more to this.
我々は今までにこの「客観的実在を目指す」理由が真実ではないことを知っているし、
より真実性はないであろうと思える。
That’s because it sounds like an excuse, a reason to avoid engagement with the subject.
それはなぜなら、言い訳…つまり被写体への関与を避けるための理由のごとく思えるからである。
Much recent diaristic photography has shot over target by not even choosing an external subject.
近年の日記写真の多くは、外部的な被写体を選ぶことさえせずに、
ターゲットの向こうを狙って撮られている。
Instead, it seems all about a Godot-esque dialogue of the photographer with her super-ego.
それよりも、全ては超自我を伴う写真家の「ゴドー風」の対話であるようだ*。
Childhood traumas or other emotional distresses in the biography are stated as the reasons.
理由としては、その経歴にある子供時代のトラウマ、
もしくは感情的な苦痛のためであると述べられる。
We seem to grant the excuse willingly – but why?
我々は進んでその言い訳を認めるようになる―しかし、なぜ?


Photography is all about the engagement with your subject (or absence thereof).
写真は、自分が撮影する被写体への関与(もしくはその不在)がすべてである。
Period. Most often life becomes the most fulfilling when engaging with those around you.
以上。周囲にいる人々と関与するとき、人生はほぼたいてい最も充実する。
Relations, friends, companions, strangers, outsiders, freaks.
親族、友人、仲間、見知らぬ人、よそ者、そして‘フリークス’。
Diane Arbus was known for the merciless depiction of her subjects,
but you cannot deny her honest engagement with them.
ダイアン・アーバス(Diane Arbus)**は、被写体を冷酷無情に描写することで知られていたが、
しかし彼女がその被写体に対しまっすぐで素直に「関わっている」という事実は否定できないだろう。


Wheelchairs are an eye-catching photographic subject,
but let us resist the temptation to be misled down the disabled = different people path.
車いすは人目を引く写真の被写体であるが、
しかしそれは我々に‘障害者’の道に誤って誘導されたいという気持ちを抗わせる***。

What if these are simply Harumichi Saito’s circle of friends
and not some protagonists in a photographic project?
これら障害者がもし、単にハルミチ・サイトウの友人の集まりであって、
‘写真プロジェクト’の主唱者たちでないとしたら、どうだろう?

Almost all of the photos in the gallery show people in them,
and if you bother spending the time you realise
that these are not just grabshots of interesting compositions
or scenes with a person with only one leg that attract attention.
このギャラリーの写真ほとんどすべてがそういった障害の人々を写しており、
そしてもしあなたがわざわざ時間を費やせば、
これらの写真が単に、注意を惹いた、片方の脚部しか持たない人の写る興味深い構図、
もしくは場面の「ひったくりショット」でないことに気付く。
There is engagement, and it is genuine interest, a dialog from behind the camera,
with a sense of normality and mutual trust.
そこには関与があり、その関与とは、相互信頼・正常といった感覚が伴う、
カメラの背後からの真の関心と対話である。
It makes you wonder why anyone bothers seeking cold and impartial objectivity,
except for purely selfish reasons.
それは、純粋な個人的理由でなければ、どのような理由で皆冷静で偏見のない「客観的な実在」を
わざわざ探し求めているのだろうか、とあなたを不思議に思わせるであろう。

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*フランス人劇作家サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』のことを述べていると思われる。
ゴドーという人物を待ち続ける二人の浮浪者によって、
無意味な会話が繰返されるという内容から、被写体と撮影者の「不条理な会話」の意であろうか。
それが撮影者の「超自我」、つまり道徳的・禁止的役割を担う精神機能によって行われており、
その超自我が形成される背景は一般的に「子供時代」にある、という通説が後述されている。


**アメリカの女性写真家で、
フリークス(奇形、身体障害者、双生児、小人、性倒錯者、両性具有者など、
肉体的及び精神的異常者を指す)を好んで被写体にした作品を多く世に出したが、
鬱病に陥り自殺した。


***直視することで「障害者」への抵抗感・異質感・違和感が生じる、という意?
<被写体にできるだけ関わらず、客観的存在としてそれらを撮影しようとする風潮が一般的にあるが、
執筆者によればそれは間違いである、一方ハルミチ・サイトウさんの写真には
車いすに乗った友人に対する共感・関心・対話が見られ、
そこには被写体に対する積極的「関与」が存在する、というのが要約です。

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by umideomoukoto | 2012-02-08 23:43 | 仕事 WORK


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