2016年 03月 11日
2015年2月にナナロク社より発売した 「写訳 春と修羅」のイベントを1年目にて、あらためて行います。 1部と2部があります。下記詳細をのせていきます。 最後に、今回のイベントでやりたいことについて書いています。 少々長いですが、どうぞ、お読みくださると幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2016年3月27日(日) 【1部】11:00~17:00 【2部】18:30~19:30(雨天中止) ともに参加費無料。 美好町一・二丁目公会堂(美好町公園内にあります) 〒183-0045 東京都府中市美好町1丁目27 グーグルマップ/https://goo.gl/mf1GQM 最寄り駅:京王線分倍河原駅より徒歩5分 (公園の前にあるエレファンティーノというコーヒーのお店がとてもおいしいです) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【1部】11:00~17:00 「写訳 春と修羅」で使用した写真を、銀塩プリント(6つ切り、78枚)で部屋中に並べます。 そのプリントは、筆談用紙です! ぼくが直接プリントに油性マジックで、その写真と宮沢賢治の関連言葉を書きます。 お客さんにもその写真について思った言葉だけを書きます。 ぼくは来客と直接話をすることはしません。 プリントに書かれた言葉に対してひとつずつ言葉を返すだけ、という立場です。 言葉が載ったプリントはそのまま、机に置いたままにします。 いつ来てもいつ帰ってもいいし、 部屋のすみっこで本読んでもらってもいいし 気になることをプリントに書いてもいいし、 プリントを手にとって自由に見てもらっていいし、 コーヒーを飲んで公園でのんびりでもいいし、 近くのセブンで酒を買って酒盛りもいいすね。 最終的には、いろんな人の言葉が載ったプリントがずらりと並ぶ光景になるでしょう。 その言葉が載ったプリントを、当日の17時以降、その場で販売します。 1枚、5000円です。 売れ残ったり、言葉が少ないものは、書き足したりして、後日、ネットで販売します。 齋藤陽道ウェブショップ/http://harumichi.base.ec/ それでも残ってしまったプリントは、今回のイベントの反応次第ですが、 また次回のイベントでまた新しい形で何かをやりたいと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【2部】18:30~19:30(雨天中止) 公民館の2階に移動して、屋上での野外スライドショウを行います。 マンフロットさんからでっかいスタジオポールを借りたので、 やったことのない、でも見たいと思っているスライドショウをやろうと思っています。 「写訳 春と修羅」の写真と、ともに新作を含めたもので、 「写訳 春と修羅」もとい、ぼくの写真を貫く芯を別角度で映せたら。 でも、全然ちがうものになるかもしれません。 こちらは、いらっしゃる人数を前もって把握しておきたいので、 下記フォームより連絡をくれると嬉しいです。 ぼくも何人が上限なのかわからないので、一旦、20名で締め切ろうと思います。 あとは当日空きがあるようならどうぞー、ということでおねがいします。 野外なので、温かい格好でいらしてください。 【事前申込、締め切りました】 定員に達しましたので、事前申込を締め切らせていただきます。 当日、座席に空きがありましたらどうぞ、というかたちでゆきます。 受付へお問い合わせした後、会場の二階へお上がりください。 1部「筆談」(11:00〜17:00) こちらは入退場無料・自由です。 お問い合わせはこちらまで asanami28@gmail.com 担当・麻 スライドショウ参加申込フォーム/https://goo.gl/jCae3O ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ぼくは写真で生きる道を広げたいと思っています。 「写真の声」を色んなかたちでやわらかくしていかないと、 これからのぼくは危ういぞという恐れを感じています。 写真に対するイメージや思いを「感じるままでどうぞ」というスタンスでいては、 自分の首を締めるだけなので、言葉にも積極的に関わっていこうと思っています。 ただ、その言葉をこれまでのようにトーク形式で大多数の人に筆談様子を 見せて、写真を説明、状況を解説、という一方的発信なやりかたでは、伝わりきれないものも感じています。 それよりもぼくが望むものは、目の前のお客さん自身とのやりとりであり、 お客さんもぼく自身もちょっと緊張をはらむ怖い方法で、 プリントに否応なく残されてしまう筆談の言葉を紡いでいくのか、 そしてその言葉はどのように変わるのか、変わらないのか。 筆談はただでさえ言葉を研ぎ澄ませねばならないのに、 それがプリントに書くことでまたどのような変化を見せるのか。 ぼく自身がとても興味あります。 そして、それを行うことでお客さんにも 写真の言語化しにくい、でも確かにあるソレに触れていただけるものと予感します。 そしてその残された言葉は、自分の手元に残すでもなく、 できることならまったく別の人に飛んでいって欲しいと思います。 常にぼくは、起点は写真でありながら、終点はまったくべつの境地にたどり着くことを模索しています。 今回はより新しい方法で、「写真の声」のかたちをやわらかくさせる試みのひとつです。 参加費は1部2部ともに無料です。 よく訊ねられるのですが、投げ銭は必要ありません。 願わくば、一抹の直感に賭けて、写真をこそ手に持って欲しいです。 あとは、知恵熱対策に、手作りジンジャーエールを出します。これは300円です。 写真集はもちろん、グッズも、あるだけものをもってゆきます。 会場費/5000円 プリント代/40000円 スクリーン代/7000円 内容を考えている時に飲んだインスタントコーヒー/800円 合計52.800円 52.800円が、さしあたっての目標金額です。どうなるかなあ。 どうぞ、写真に言葉を書いてください。 その写真におさまるものらと、宮沢賢治の気配によって、 研ぎすまされた新たな言葉に出会えるでしょう。 写真と言葉とともにお待ちしています。
by umideomoukoto
| 2016-03-11 22:18
| イベント EVENT
|
ファン申請 |
||